お気に入りの写真はプリントして飾るなりすればいいのですが、仕事や何かもっと深いものに活かそうと思ったら自分の立ち位置は知りたいですよね。そこでコンテストに出展して寸評をいただけたらと期待するもちょうどよいコンテストがない。う〜ん、どうしようかな〜と思いながらウェブ上をウロウロしてたら、見つけました。「500px」です。
今回は「500px」について写真を買う側の立場からもレビューしてみようと思います。なんせ私は売る側のフォトグラファーじゃなくて買う側のグラフィックデザイナーですし、個人的にも絵画や写真を部屋に飾ってますから、そういった視点で書きたいと思います。(すでに500pxを知ってる人にとって、そのほうがちょっと新鮮でしょう?)
基本紹介
写真に関するSNSで「ポストFlicker」ともいわれます。(ただし後述しますがFlickerとは顧客もビジネスモデルも異なると思います。)SNSではおなじみのシステムになったLikeとFavoriteとFollowを採用していて、Followしたユーザーのアクティビティは自分のFlow(タイムライン)に表示されます。投稿した写真は誰かに好まれることで徐々に点数を得られます。最高点は99.9点、最低点は0点です。実はこの点数はPulse(心拍)と書かれていますから「誰かに必要とされることで写真に生命が吹き込まれる」ということのようです。詳しいアルゴリズムはわかりませんが顧みられなくなった写真は生命力を失って(減点されて)いくようです。そのため花火のようにパッと咲いてすぐ散っていく写真がある一方で、高得点ではないけれど数年間も評価がほとんど落ちていない息の長い写真も見つけられます。
大変厳しい評価システムゆえに見ることができる写真のクオリティは高く、プロのフォトグラファーも大勢いるらしいです。ユーザーの多くはPopularというランキングに注目しているみたいです。
舞台に立ってみる
ここでは基本的な紹介はそこそこにして──検索すると日本のユーザーが書いている情報が出てきます。でも内容がちょっと古くて、今はいろいろ変更されています。それでも利用してみればわかります。私の場合は次のように行動しました。アカウントを登録したら、まずはPopularを上から数ページを閲覧。99点台の写真はさすがに目を惹くものが多いです。概ねですが97点台と99点台の間にはけっこうな差があるように見えました。次にPopularの末項から数ページを閲覧。80点台の写真を確かめました。80点台でも十分に使い物になるというか、むしろ99点台よりも飾ってもらえそうな写真が多いですね。内装に一手間かけるレストランやホテルにとっては99点台の写真は主張しすぎていて使いにくいと思いました。もちろん全体的には評判通り、どれも綺麗な写真が並びます。
それじゃいっちょ試してみよう、ということで写真を投稿しました。先陣を切っていただくは「鉄扉」を500px用に微調整した「Doors」です。SNSユーザーはタブレットやスマホで閲覧しているだろうと考えて仕上げを変えています。これで80点はもらえる。82〜84点が予想です。…写真を使う側である私が「試す」のは写真の出来じゃありません。評価しているユーザーたちと私自身との審美眼の誤差を知りたいんです。
次の日に見たら、「Doors」は88.3点をもらってPopularに入っていました。
正直に白状するとちょっと高揚しました。だってフォロワーがいない状態で世界を相手に勝負しての結果ですから嬉しいものです。しかし、熱狂しないのがわたくし。(冷めてるともいう)
なぜ予想より点数が高かったのかについて、いくつか理由が考えられます。
- 主なユーザーは27インチくらいのディスプレイ(EIZOのとか)で見ていそう
- 被写体が北米人の興味をそそるものに似ていた
- 比べてみたら珍しい被写体と構図だったので目を惹いたかも
- 被写体と構図がスクエア(1:1)のトリミングに適し、サムネイル時点で強かった
あと、SNSにありがちな「お返し投票」もあるみたいですが、点数計算にソーシャルグラフを利用しているとしたらレスポンスなのか自発的なのかで得点を変えているかもしれないですね。だいたいの人が挨拶代わりにLikeしたとしてもPulseは偏差値のような仕組みだと思うので評価の意味としての影響は少ないようにも考えられますが。
それと、ジワリと上がったときの得点の上がり方で気がついたのですが、やはりこれは得点ではなくてPulse(心拍)なんだと思いました。「写真を飼育している」とでもいうのか、お互いに閲覧や投票することで「かまって、餌をあげて」写真が死なないようにするということです。「写真を愛している人のためのSNS」です。
観客席から
さて、ここからは写真を買う側の視点を強くして書いていきます。公私で用途や目的が異なりますが「バイヤー」と呼ぶことにします。で、ズバリ言ってバイヤーが見るべきところはどこか?──Popular?…ノンノン。まぁ妥当なところで、検索とFreshとEditor's Choiceですね。(※ただし、アプリから見れないページは除いた場合)検索
検索はアートディレクションに合致した写真を探すために必須です。私の場合、探す場所はマチマチですがイメージ探しでは1つのワード当たり100枚〜300枚くらい見て、ワンテーマで1000枚以上をチェックすることもあります。これは語彙と連想の作業で、例えば青色をキーカラーにしているときblueを検索するのでは足りなくて、water, pale, sky, marine, ocean, reef, earthなどを浮かべ、ときに2語3語と組み合わせて当たりを引くまでチェックします。変則的にarchitecture, sunset, mistyなども探すかもしれません。これらは青くない写真ですが大抵がモノトーン(単色)に近いためレタッチが許されている場合には画質劣化を最小に抑えつつ色調を青色に変えてしまえるからです。こういう検索については500pxは機能が良くないです。投稿するときに「どういう用途で探されるか」を想像力を働かせてタグ入れしないと検索から漏れてしまうでしょう。まぁ、逆手に取って探させないということもできそうですね。絞り込まれているはずの1000枚もの写真たちから探してもお目当ての1枚が見つからないことも多々あります。ということは、フォトグラファーにしてみれば工夫の余地があるということです。
Fresh
Freshは買う側のプロならチェックするでしょう。もしも人気の写真を引っ張ってくるだけでいいならバイヤーやキュレーターは必要ないです。最も鑑識眼が試される場所=玉石混合のFreshでこそ買う側のプロは差を付けるために積極的に動くと思います。ちなみに買う側に徹するユーザーは写真を投稿せずLikeとFollowも控えめで、ほぼFavoriteだけ使うと思います。求めている画があって、それに近い感覚のものをFavoriteしていき、あとでお気に入りページや自分のFlow(アクティビティ)で一覧チェックし、いらない写真のFavoriteを外すというプロセスを使うでしょう。極力Voteを避けるのは自分の行動の結果で写真が目立ちすぎることがないようにするため。来年のカレンダーに使う写真を探していたりする場合、他の誰にも見つけてほしくない、商品が世に出るまでダイヤの原石でいてほしいこともあるわけです。500pxは他業界に対してはマイナーなウェブサービスなのでちょうどいいかもしれません。どんなSNSであれ、それが有名になったことが原因で離れていく人もいるということは意識しておいてもいいですね。Editor's Choice
困ったときに一番頼りになるかも。すぐにポスターやポストカードに使えそうな写真が並んでいます。売り物になる写真という意味で「わかってるなぁ」というチョイスですね。写真に合わせてキャッチコピーを考えたりできそうな主軸的な写真も選ばれています。バリエーションも絶妙です。個人で写真を飾る人はその作品に惚れ込んでということがあり、これは恋人探しのようなものです。八方美人より文字通り「掛け替えのない作品」が好まれます。リビングや寝室に飾る作品は1年間以上も毎日見てたとしても飽きないものでないといけません。何度見ても唸ってしまう、見るたびに発見がある、それでいて体調が悪いときにも目に煩くない作品がいいです。美術リースでも交換間隔は半年くらいが現実的なので、ある程度は長持ちすることは大切だと思います。Popularにご注意
Popularは確かに良いですが問題もあるという話です。上位にはバイヤーから声が掛かるかもというドリームがあります。でもそれがフォトグラファーたちへの「餌」だと思います。Apple社のOSのデスクトップテーマに選ばれた写真も500pxのPopularから選ばれたという話を目にしましたが、それはApple社も500pxもそうすることでお互いにブランドを高められるからに思います。バイヤーからしても「今話題の500pxで人気のフォトグラファーの作品なんです」といって営業できるので、しばらくは熱を帯びたままでしょう。もしかしたら500pxと結託しているなんてこともあるかもしれません。年間に5人と交渉して成約してくれたらバイヤーに一定のメリットを付与するとかです。これはビジネスとしては普通の発想でしょう。自分ちのお抱えの作家から見てやってくださいよ、というのは結果的にはユーザーにとってもメリットのある話なので全否定はできないと思います。そうはいっても、500pxの顧客はフォトグラファーです。ココ、大事なトコです。有料アカウントで得られるサービスはフォトグラファー向けであってバイヤー向けではないんです。例えばイラストSNSのPixivや料理SNSのCookpadには有料アカウントに「検索機能の拡張」がありますが、500pxにはそういうものはないんです。500pxは「売ることもできる」ようには整備してありますが、それほど「買える」ようにはできていないんです。今のところキャンバスプリントはカナダとアメリカにしか発送してくれません。deviantARTは世界中に発送してくれるだけでなくプリントの種類まで選べるのにです。ダウンロード販売については原則的に個人利用しか許可されていないのでグラフィックデザイナーはFlickerで写真を探すほうが許諾範囲がわかりやすく安全です。それと、有料アカウント最大の目玉はポートフォリオ機能で、これは自分の写真サイトを持つことができるというものです。でもAdobeと契約していればBehanceが使えます。そうでない人にとっては価格の面などでいくらか魅力的ではありますが。
500pxがPopularに力を入れるのは当たり前という理解もしています。競合と比べて「活気がある」というのがストロングポイントなんです。そして、それが少し裏目にも出ている気がします。「俺の写真を見てくれ!」という人が多すぎるような、撮る側の人同士でコレをやってても仕方ないというか。この人たちは撮るのは好きで、撮ることについても一流なのかもしれない、でも自分でも写真を買ったり、飾ったりもしているのだろうか…と疑問が浮かびます。500pxのキャンバスプリントはフォーマットが5種類で、ダウンロードのほうは1080pらしいのですが、そこを意識して仕上げておいてくれないと買うのを躊躇う気持ちが出てくることなど、わかってくれているのでしょうか?
販売でなく購買を考える
Popularもいいのですが、ウェブサイトから見れるJust soldというページがあることも覚えておいたほうがよいでしょう。前述したように写真を買う側の人というのはPopularから安易に選んだりはしていないことがわかるからです。Just soldのラインナップはPopularとはかなり異なっています。やはり、撮る側の人がカメラやパソコンやソフトウェアを吟味して購入を決断するように、写真を買う側の人も細かな点をみて検討を重ねているのです。ちょっとデスクトップテーマを変えたい、という場合には2.99ドル(約300円)なので衝動的に購入ボタンを押せそうです。でもキャンバスプリントは大きいもので約2万円強で、吊り下げ用のピアノ線などがセットになっているとはいえ競合他社よりやや高い印象です。サイズ的に飾る場所があるか?という設置の問題も購入の決断を遅らせます。フォトグラファーへの支払いはPayPalを通して行われるそうで、出金は100ドルからです。ダウンロードを50件かプリントを2件以上受けないと出金すらできないわけですが、買う側の人がどういうアクションを取っているのかはベールに包まれています。私の考えではダウンロードしたデスクトップテーマが気に入ったから部屋にもプリントを飾るという人は稀だと思います。デスクトップテーマはコロコロ変えられるのが良く、プリントは変えられないことが良いと思います。つまり、1つの写真がダウンロード20件+プリント1件という狙い方は写真を売りたい人にすれば悪手だと考えているということです。
ちなみにですけれど、500pxへ最大解像度の写真をアップロードしても900pxにリサイズされた写真が表示されます。ダウンロード販売も500px側で1080pにリサイズしたものを書き出すみたいです。キャンバスプリントは一般的に解像感がいいと言えるものじゃないと思います。私も仕事では頻繁にクロス(布)にプリントしますが、当然ながら表面に布のテクスチャがあるので画の描写正確性は滑らかな紙に劣ります。何を言いたいかというと、それぞれのアウトプットを考えると画づくりの際にこだわっても仕方がない部分があるということです。「いい写真だけどプリントには向かないかな」と思ったりする写真もあります(星空なんかは印刷の品質を確かめてからでないと怖いです。濃い色が滲むようにして星を霞ませるんじゃないか、と)。割り切ってダウンロード狙いの画づくりをするのか、プリント狙いの画づくりをするのか、はたまたPopular狙いなのか。
参考までに、私はiPadで閲覧されることだけに絞ってフィニッシュした写真を2つ投稿していて、そのときはノングレアのディスプレイや表示が小さいスマホからの投票はないものと割り切っていました。もし対象を広げるなら大部分を変えないといけないと思っています。
おすすめの活用
ちょっと黒い部分を書いておきましたが、基本的に500pxはよいウェブサービスです。それを挙げていきましょう。評価スピードが早い
翌日には写真の評価が得られるのでPDCAサイクルを素早く回せるメリットがあります。これはかなり強力なツールです。「厳選して投稿すること」を推奨し、「少ない写真を飼育する」なら無料アカウントで十分なはずなのに、有料アカウントにだけ投稿制限を解除しているのはそういうことかなと思います。1時間くらいは間隔を空けて投稿しつつ、一切の売り込みを排することで評価ツールとして使えるでしょう。コンテストの寸評なんて頻繁に得られるものじゃないですから、500pxのログは役に立つと思います。ただし、買う側の事情があるので点数が直接的に評価になっているとは考えないほうがいいでしょう。500pxは撮影者のカメラマンとしての撮影能力までは評価できません。例えば子どもの運動会の写真を撮る能力があるかの参考にはなっていませんが、最低限はこの能力がないと街の写真屋さんは務まりません。人物(表情)と背景(時間と場所の情報)をワンチャンスでモノにする力と、そして目立たず・注目を浴びない・進行の邪魔や直接的コントロールをしないということが求められる職業だからです。
「統計」を使える
有料アカウントの機能である統計ページを見ればFavorite/ViewやFavorite/Likeを掴みやすいです。Behanceにもないであろう項目としてExifに基づいた自己ランキングもあります。自分の持っているどのレンズ・どのカメラで撮った作品が人気だったかがわかるのです。いくつも機材を持っている人は自分が本当に得意としているレンズ・カメラが何なのかに気づけるのかもしれません。また、前段と排他的な使い方になりますが、週間グラフもあるので日にちをずらしながら異なるテーマの写真のセットを投稿すればまとまりのある写真群に対する評価として見ることもできるかもしれないです。自分でひとりキャンペーンを打って「今月は花の写真だけ」「マクロだけ」というようなやり方が面白そうです。ポートフォリオが手頃で、しかも使いやすい
年額で約6000円〜7800円前後。セール時に加入すると安いみたいです。自分だけの写真サイトが持てて、しかも500pxのロゴもリンクも外せるので見た目にスマートですね。触ってみた感じでは動作がわかりやすく軽いのが好印象でした。Flickrは所々で待ち時間が長いですからね。Adobeを使わないなら500pxのほうがおすすめかも。利用する前提としてオンライン・ポートフォリオの重要性についてですが、屋外写真を扱ったことがあれば撮影と営業の両立が難しいことはご承知と思います。天気次第で予定を変更したいのに人とのアポイントを取っていたりすると困りますよね。そういう被写体を追っているなら本人不在でも強力にPRできるオンライン・ポートフォリオがあるとありがたいんじゃないでしょうか。
街の写真屋さんの話に対しても補足を加えると、就職活動で訪ねるなら実存のフォトブックを作ったほうが良いように思います。印画紙についてのことなど、プリントする段階の知識と技術もPRできるからです(もちろん修得していればです)。
交流とフォトストーリー
大半のユーザーは「Excellent」などと一言交わすだけなのですが、それより意味を含んだコメントをしてくれるユーザーもいます。私がもらって嬉しかったのは「Dramatic image - well done!」(ドラマチックな画だ、お見事!)というコメントです。私の写真(作風)は「何かが起こりそう」または「過去に何かが起きた」ように見えるという感想をいただくことがあるのですが、海外の方もドラマチック(劇的)だという点をちゃんとわかってくれてるんだな〜と、ただただ嬉しく思いました。これは写真による「言葉がいらないコミュニケーション」を「言葉を使って確認した」ということです。500pxには特定の写真について長文を記しておけるフォトストーリーというページもあるので深い交流のために活用したいものですね。ときに、あるいは必ず、バイヤーはフォトグラファーに「なんでこの写真を撮ったのですか?」と質問することがあります。そんなとき「なんとなく、シャッターを切ったら良い画が撮れた」じゃ締まりません。バイヤーはエンドユーザーに語れるだけのストーリーを求めており、フォトグラファーの代わりに語ってくれる存在です。語りについては芸術家の岡本太郎氏にまつわるエピソードで、作品について激論を交わしていると最後は「人生とは!」という話になって相手が折れたというのを聞いたことがあります。そのくらい物事の起こりは重要なことで、作品を買う人は「謂れがあって、作品が正に合致している」ということに感銘を受けるのだと思います。
芸術家だけでなく専門職に共通していそうですが、言いたいことは作品に込めて自らは寡黙に、しかし相手の尋ねに見合うだけの語りも必要という重なりをもった世界のように思います。500pxがSNSであることは良いことです。世界的なプロフォトグラファーに自分の写真についてコメントを求めたっていいでしょう。何十人かに尋ねたら1人くらい応えてくれるかもしれないですし、たぶん私の予想では的を射た質問であれば雄弁に応えてくれると思います。そのくらい、内側に抱えているものがあるはず。英語をがんばる価値もあると思います。
おわりに
SNSの機能的な部分は今後も変更が加えられていくでしょうから心得のようなものを多く書いてみました。500pxが真に世界的な成長をするのか、したらどうなるのかは気がかりなことも多いですが、現時点で刺激的な場所であることは確かに思います。私としてはプリントが手に入らないのが残念ですね。ときどき写真を投稿しながら、他のユーザーたちの写真からインスピレーションを受けるために利用していそうです。続けるモチベーションについて、「写真を飼育する」という感覚が何ともあたたかな気持ちにさせてくれます。検索などで写真を見つけて「キミ、しょぼくれてどうしたんだい?ホットミルクは好きかい?」と。顧みられなくなった写真をFavoriteに入れるというのは捨て猫を家につれて帰るような感覚なんです。そのようなユーザーが増えてくるといよいよSNSとしての成熟期を迎えるんじゃないかと期待が膨らみます。実際、アプリからの閲覧では評価を隠したままVoteできるので他人に影響されずに自分の好きを貫ける点や、iTunesの曲をBGMにして美麗写真ばかりのスライドショーが作成できるといった閲覧者にとって楽しい点もあります。Flow(タイムライン)にはFollowしているユーザーがLikeやFavoriteした写真も流れてくるので「人気キュレーター」も生まれるはずです。この人をFollowしていればPopularには載っていないセンスの良い写真を見ることができる、というユーザーのことです。写真を投稿していないけどFollowがついているユーザーなんて素敵ですよ。見る目を買われているなんて羨ましい。
あ、それで書き忘れましたが、フォロワーにはあなたが営業のためにVoteしたりという行動が筒抜けだということについてです。フォロワーのFlowにはあなたがVoteやコメントした相手の写真が載ります。フォロワーがあなたの写真を今後も見たいと思ってFollowしてくれている場合、無節操に営業に回るのは得策でないです。どうせPopularやUp comingで見ることになる写真をFlowでまで見たくないとなればFollowを外すかもしれません。1分間に4〜5枚もの写真にコメントを付けているユーザーなんて、コメントをコピペしてるだけで写真なんて見てないんだな、と思ってしまいます(そこまでわかっちゃいます)。
今回は以上となります。ちょうど本稿が公開される頃には500pxが日本語の対応を一段階進めているでしょう。日本人のユーザーも増えるかもしれませんね。それでは、またこの話題ができる日まであなたの500pxライフが心から充実したものになりますように。
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