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500pxの写真を買いたい人のための『500px art』ができてる!

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ついに北米以外の地域にもプリントの配送が始まったみたいです。ワクワク。


まだ日本語表記に対応していないところをみると始まったばかりなのかな? って思いますけど、いつの間にやら500px artという販売専用ページがオープンしていました。500pxに触れた記事はそこそこアクセスがあるんですが、以前に書いたときにはプリントの配送は北米オンリーで売買という面ではイマイチだと評価していました。500pxは写真好きな人が内輪で盛り上がってるだけって感じが否めなかったんです。

でもついに国際配送に対応したみたい! 買いたい人には嬉しい。撮る人も俄然モチベーションが違ってくるんじゃないでしょうか。私もそのうち注文してみようかなって思うんですが、今のところでは購入の手順と費用を確認してみたので気になったところをササッと書いてみます。

冒頭の画面は作品をカートに入れる直前のページです。

ステップ1がセレクト・マテリアルとなっていて、500pxがこだわりを持っているカンバスプリントの他にも4つの材質を選べます。一番安いのは紙だけどカンバスもあまり差はないです。プリントの精度は実物を見てみないとわからないのが怖いところ。──私の場合ですが、液晶ディスプレイ用のデータとプリント用のデータは別物として作り込みます。そうしないとディスプレイで見た印象とプリントの印象がだいぶ異なってしまいます。──500pxはプリントの具合を見ながらプリント用データを作ることができないので「ディスプレイ映えはするけどプリント映えしない写真」も出てくるかもしれない。買う側としては怖い。

ステップ2がセレクト・スタイルということで、これは額装を選びます。といってもシンプルで、カンバスの端を木枠に巻き込むように(つまり普通に)処理するのか、それとも写真立てみたいな木製フレームにするのか、みたいなこと。説明用の写真がついているのでわかりやすくていいですね。処理の仕方によって価格が違う。

それからサイズ。S〜XLまであるみたい。う〜ん、サイズを撮影者が制御しているのかがわからない。当然ながらサイズも考えて撮ってるはずなんですが、これだとSとXLとじゃ見たときの印象が全然違うだろうに「いいのかな?」って思います。撮影者が推奨するサイズでプリントできるのが理想ですから「作者推奨サイズ」がわかるようにしてほしいですね。

とりあえず家庭ではプリントが不可能なMサイズを基本として考えてみることにします。Mサイズは45cm×68cmなのでA3ノビのプリンタでは出せません。


気になる配送料をチェック。──フェデックスで9千円弱ですね。ちなみにSサイズだと8千円弱で、あまり変わりありません。エコノミーのほうが若干安いですが、ほんと若干なのでプライオリティーで頼んだほうがいい気がします。1-3営業日で(たぶん)届くってことだと思うんですが、早いよね。配送のことをshippingっていうけど、これ船じゃなくて飛行機なんじゃない? って。

肝心のプリントは1万8千円弱。高品質のカンバスプリントなら安いんじゃないかな? ただし送料込みで2万7千円弱になりますけど。ちなみに課税部分はノット・プリペイドとあるので事前に払わないというだけで、日本についてから配達時に払う必要があるのか調べなきゃいけませんね。どうだったかな? 支払いはペイパル推しみたいだけど、たぶんVISAの仮想カードでも払えるんじゃないかな(以前使えたし)。

これプラス、カード会社が手数料を数百円くらい取って合算した額が請求されるはずです。外国為替相場の影響を受けるのでアベノミクスでどうなるか(笑)。すでにここ数年で輸入のお得感は薄れつつありますが、まだもう少しいけるかなというところ。

ざっくり3万円と思っていればいいですね。国内で、絵でも写真でも、「わあ、いいなぁ」と思うやつは3〜4万円くらいからなので絶妙なとこを突かれた感じ。金額の多寡についていえば、観賞用でない布ポスターでもプリント頼むと2万円くらいするんですね。商業用ポスターみたいにオフセット印刷で大量に刷るものじゃないので、プリンタとプリントコストと手間賃を考えると2万円は妥当なところなんです。500pxのはプリント自体は1万8千円ほどですからプリント精度によってはお得に感じるかもです。

ただし、これは作品としてなら納得できる値段です。使い捨てのものに払おうという金額じゃないし、飾るための場所もとる。まして、こういうものに何万円も払う人の気が知れないという人のほうが世の中的には多勢でしょうから、500pxのSNS的な大衆評価と実際の購買行動との間には大きな隔たりがありそうです。

ちょっと高級なレストランやホテルなら名画のレプリカや地元作家の作品を飾るし、正直なところ500pxはどうなんだろう? って心配にもなったり。商業的には権威付けと話題性がほしいんですよね。作品を肴に会話ができるっていうことが作品に必要な機能なんですが、500pxにはそれがない。「この写真なに?」「ウェブで買ったんだ」──終了。500pxの話はできても作品の話にはならない。アカン。

ストーリーの投稿にも撮影者のみなさんにはぜひ頑張ってもらいたいところです。



といったところで終わります。また変わりあればお知らせします。500pxは地図から閲覧する機能が楽しいんですけど、アクセスがわかりにくかったり。なんて話題もあるし。それではでは。

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