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カメラマンの6ヶ月検診

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先日の撮影の枚数がそれなりにあったので簡単なスタッツを出してグラフにしてみました。ちょうど6ヶ月前にも同様のことをして、その結果からSIGMA 35mm F1.4 Artを買ってますね。今回は17-50mm F2.8とのコンビでの撮影がどう影響しているかみてみます。


まずは焦点距離ごとの撮影枚数をみてみます。前回は17-50だけで撮影し、35mmを頂点とした山型のグラフになりました。ところが今回は21~34mmの写真が激減しています。原因は35mm F1.4 Artに奪われたからだと考えられます。それでもなお17mmは数を維持していますから、換算でいうと50mmを基準にしたときに広角側の次のレンズは28mm以下がほしいということがわかります。仮に24mm F1.4を買ったとしても35との併用はなさそうです。もうひとつ、30mm(換算45mm)付近の写真が一枚もなかったことも特筆すべきで、私が35Artを使える状況でdp2を使うことはありえないだろうということがわかります。

かたや望遠側の50mmはけっこう使ったようです。値を整理したグラフをみてみます。
このグラフは概ね6枚以上の連続的な撮影による枚数を差し引くことで場面を抜き出したものです。まぁ、『撮れ高』でみているような感じですね。こうして変化をみると、35mmは似たような写真が多く、同時にボツも多くなることが読み取れます。同じ傾向は17mmにもみられます。広角は写る範囲が広いため、どうしても同じものが写ってしまうからかもしれません。

35mmで無駄なショットが多く、後の手間を増やしてしまっていたことは改善すべき点にあげておきます。しかし、50mmのショットは かなり必然性を持って撮影していたことが伺えます。35Artに取り込まれていないことからいっても、ここで必要だったのは望遠でしょう。おそらく本当にほしかったのは70mm(換算100mm)以上だろうと思います。ディスコンになった70mm F2.8がArtで復活するか、85mm F1.4のどちらかは次の購入候補に入れておいて間違いなさそうです。

今度はF値をみてみます。2.8が多いのは17-50を開放にせざるをえない状況だったからです。今回の撮影会場は明るい室内でしたが、Merrillでは余裕が持てないのかもしれません。とはいえ、同会場でベイヤーの他機種の画と比較した感じでは、ISOを1段分高めて撮影してもよかったかもと思ってます。比べちゃいけないほどFoveonのほうが綺麗でした。

別の見所として、1.4はあまり使わなかったことが挙げられます。開放で2もあれば実用上は十分だとわかります。焦点距離の結果と合わせてみると、18-35mm F1.8と70mm F2.8などの2本構成でいくのも良いチョイスになりそう。ただし、歪曲を考えると18-35は24mmを基準に押し引きして使うもののように思いますから、ベストなチョイスかどうかは判断がつかないですね。

割合でみると6割を2.8以上で撮ってます。言い換えると17-50による写真が6割です。焦点距離ごとにみた場合は35Artが目立って活躍していますが、全体の構成を支えているのは17-50のほうでした。縁の下の力持ち、名脇役、あと何かあるかな…とにかくそういう役割をしてくれた。ズームレンズのすごさってジワリとくる。



…以上、SD後継機もまだなら70mmもディスコンだし、dp3とテレコン出たら買っちゃいそうな私でした。 24-105?F4は室内じゃ暗いかなぁ…うう~ん。

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