workdays by Syusay 毎週の関心事を綴ってます

ポストカード用の写真探し

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久方ぶりに500pxで写真を漁っています(新作も置いてみました)。今年は中望遠マクロで蝶を撮りたいと願っているので蝶の写真をfavり気味。

そして、それとは別に知人の会社で企画してるポストカードがありまして、ラインナップしてる写真を入れ替えたいというので『ポストカード用の写真』ってナンダロナ?と考え事をしながら500pxをクルーズしてます。
 
ポストカードは単価の安い商品ですけど、写真や芸術の文化を考えたときに とても大切な役割を担っているんじゃないかと思い始めています。というのは、いきなり全紙サイズの、大きな作品を飾る人はいないでしょう? 何も飾ったことのない人が あるとき突然にドン!と大きな作品を飾るなんてことあるでしょうか?

やはりそうではなくて、始めはポストカードのような小さな作品を飾るんじゃないでしょうか。そうして数が増え、徐々に壁面が埋まるうちに、壁を飾ることに抵抗がなくなっていくんだろうと。ポストカードは大切な役割を担ってるんだと。
 
さて、そのための写真を探すとなると、ファブレットで見て具合の良い写真はポストカードでもいけるぞ、と。サイズ的に視野をカバーできないので迫力では押せない。被写体によるテーマ性やメッセージ性やストーリー性が欲しい。宛名面に作品説明を記すわけにもいかないから、わかりやすい写真がいいかな。あとはコンテキストに乗るものとか。
 
それから売っている場所のことも考えに含めておかないと。美術館にジバニャンのポストカードを置けば、それでも売れるだろうけど、やはり狙いが違う。ポストカードを売ることは、例えるなら食卓に一輪の花を飾る習慣を持ってもらうようなこと。webで写真を眺めるよりは消費が遅く、大型プリントを飾るよりは早くて軽い。去り際も重要で、芸術への関心は残したままに物質としては捨てられる存在であるのが望ましい。
 
はぁ、なるほど、今まで真剣に考えたことがなかっただけに ポストカード用の写真というものの奥深さに少しは気づけたかもしれない。大衆性が強いからこそ複雑で魅力のある世界なのかな。私もときどきお土産物のポストカードをいただくけど、提供する側に立つと、ちょっと頭痛のタネかもしれない(笑)

3 コメント:

  1. 先日、8日ほどタイに行き写真を撮りました。今年はその写真で展示ができたらなと思ってます。
    撮ることに写真に対して、明確な目的というのがないので、一貫性・ストーリー性というのは今の自分にかけているところですね。 どうも断片的に見えてしまします。
    ポストカード!(笑) たしかに、絵画のように大きなものとは別物と考えるべきかもしれませんね。
    だれかの手にとってもらえるような写真が撮れるといいなぁ。

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    1. お~、タイ! あちらは暖かかったのでしょうね、羨ましい。
      映像の世界の話ですが、デジタルになってからは撮りまくっておいて後で構成するということもコスト的にやりやすいみたいですね。どう考えても使い物にならないシーンでも撮っておく。するとゴミみたいな材料の中にも、視点を変えてみたら主題になりそうなものが見つかったりします。

      差し出がましいですが、タイの写真をタイだけに括らなくてもよいと思いました。もしタイの食べ物の写真があれば、日本の食べ物も撮って、並べて展示してみるのも面白いと思います。一貫性は撮った後にも与えることはできます。で、展示会場でポストカードも売りましょう(笑)

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    2. もう、日中34℃ぐらいありまして(汗) かなり日焼けしてしまいました。
      たしかに、デジタルはそういったアナログとは違ったアプローチができますね!

      なるほどなるほど。 実際、タイに行って生活することで日本を知れたということもありましたので、そういった体験を展示でしてもらえると面白いですね。 あまり考え過ぎないほうがいいのかもしれませんね(笑)
      ポストカード✍

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