workdays by Syusay 毎週の関心事を綴ってます

スタンバイ・オーケー

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冬ですねぇ。あんまり、というか全然と言っていいほど、写真撮れてないです。偶然にも ひつじは撮れたんですけれど。

さて、ブログに書こうと思っているテーマが渋滞してしまって、一体どうしたものか。


この写真について少し添えておこうかな。2015年の干支であるひつじですが、明るいイメージでは撮っていません。いわゆるマイナス表現というやつです。

明朗・楽しい・快活といったイメージをプラス表現といいますが、それらは基本的に簡単だと言われてます。なので写真の練習ではマイナス表現を意識させることが多いと思う。最終的にはプラスとマイナスを加減して思い通りのイメージを得ることが目標です。

私の個人的な嗜好としては『中途半端さ』が深みを生む、なんて思ってます。食べ物でいうと、甘いんだか、しょっぱいんだか、そういう味を目指すところがある。シュールだけど真面目で、シリアスだけど怖くない、リアルだけど夢遊感があって、日本だけど外国のようなイメージ。そういう写真は見ていて飽きがこない。私は写真をプリントして飾っておくことを考えているので、飽きがこないということが大事です。プラス表現だけ、マイナス表現だけ、という写真は飽きるんですね。やっぱり。

二面性を持った写真は見る人の気分によって解釈が変わる余地があると思う。手前味噌だけども、さっきの ひつじの写真は、中央に意識が向いている人には神々しさや凛とした雰囲気が感じられるかもしれない。左側に意識が向いた人は寂しさや侘しさを、右側に意識が向いた人は ほっこりとした暖かさや安心を感じたかもしれない。

DTPやWeb(商用)で使う写真ならばムードは統一するものです。そのようにして、短期間、または一瞬だけ目に止まって、使い捨てになる写真というのは、一見した時の良さ・強さが大切です。それに対して、プリントして長い間コンスタントに見る写真は何か思わせぶりなところがあったほうが楽しいと思う。「この ひつじは 何を考えているんだろうか」って、毎日向き合っても答えが見つからないんじゃないかな。手前の柵を顔にかぶせ、お尻を向けているので、親しい感じがしない、心理的に遠くなる、と思う、んですよ。そのことが「心の読めなさ」に繋がってくるはず。たぶん。

次回は大晦日。連休中は少し記事をつくりたいです。ね。

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