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受けの広いデザイン

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2ヶ月ほど前にイベントのポスター・パンフレットを納品した。今日、それが掲示されている様子が写メで送られてきた。


「思ったより良かった」…正直な感想だった。ちゃんと狙い通り機能していてくれた。なぜ そう思うかというと、写メにあったのはポスターのコピーだったからだ。
元のポスターはカラーだ。ベースの紙は白色。でも、そこに掲示されていたのはピンクの紙にモノクロコピーされたものだった。元のほうを配布用にしておき コピーを掲示用にしたようだった。

こういったことは現場ではよくある。コピーを配布されることもあればFAXで送信されることもある。それを見越して私のほうではA4・A3両対応にしたり モノクロ2階調でも損なわれないグラフィックを作ったり、さらに今回のケースは郵送利用も想定して3つ折に対応させてもいた。

デザインがスタイリングやアートとは違う点は その機能性にあると思う。人の目に触れるかという以前に、諸々の事務的な作業をかいくぐって掲示や配布をしてもらえる形態をとっているかどうかを考える。見た目の好む好まざるはスタイリングの話であって、デザインにおける受けの広さは もっと根底でスタイリングを支えている部分のことをいう。

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