つい先ほど本日の撮影を終えた。そのなかで「このカメラで撮ってくれ」となってOLYMPUSのE-PL6を構えてきた。
OLYMPUSのPENといえば 私がSIGMAのDPの購入を検討する際には最後まで比較対象として残って 一騎討ちになるカメラシリーズだ。ちなみにSDの際にはOM-Dが対抗馬になるから OLYMPUSの持つ思想が根本的に合っているのかもしれない。
画の質感を重視するとSIGMAの他はないのだけど、雰囲気を重視するならOLYMPUSの体験は素晴らしい武器になる。コンパクトなシステムは人で混む状況に強い。チルト液晶とタッチフォーカスの組み合わせはカメラが軽いからこそ活きてくる。特にレンズを小型に作れるのはマイクロフォーサーズならでは。こんなふうに隅々まで噛み合っているから良いのだなと。バランスがよいとは つまりパーフェクトであることだ。パーフェクトなカメラなんだな、PENは。
逆を言うと 待ち伏せ型のカメラマンには恩恵が少ないのだろう。撮影区域が制限されていて動き回れない現場も同様。PENの軽さはカメラマン自身のフットワークの軽さと掛け算なわけだ。現場を頭の中で俯瞰して立つべき場所に立てるのでないと活きてこない。
今回使ったレンズは14-42mm。換算で28-84mmということか?使ってみると広角側がもう少し欲しかった。構えに自由が利くから広角が使いやすいんだな。メニューダイヤルを半時計回りに動かすときだけ使いにくさを感じたが些末なことだ。
SIGMAとは方向性が違うからこそ OLYMPUSを一台持ってもいいのかも。なんて思った。久しぶりにやられましたね、うん。
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